前回の記事でご紹介した
「LIFE LINE(ライフライン)ワーク」。
人生のベスト3とワースト3を
書き出して、
どのように感じられたでしょうか。
努力が報われた経験や、
人の優しさ、愛情を感じた経験、
逆に、
挫折した経験、
胸が張り裂けそうな気持ちになった経験
などなど…。
人生の経験の中で生まれた
さまざまな感情を
客観的に見直せたかと思います。
今回は、
起きた出来事(経験)を
“独自の個性”への糧にする
「プラス変換」という思考について、
お話ししていきます。
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「LIFE LINE(ライフライン)ワーク」を行った人たちが
それぞれの気づきをシェアしたとき、
よく共通している点があります。
それは、
「人生のワーストトップ3に入る出来事の後に、
ベストトップ3に入る出来事が訪れていること」。
さらに深堀りしていくと、
「最悪の経験が、
嬉しい!成功だ!と思う経験につながっていた」
ということが少なくないです。
つまり
「LIFE LINE(ライフライン)ワーク」は、
「自分の心が動くポイントを知る」
だけではありません。
「起こった出来事に善悪はなく、
良い悪いと感情で決めつけていたのは
自分自身」であり、
「ネガティブな感情には、
幸せになるための学びがつまっている」
と客観的に見て
気づくためのワークです。
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ネガティブな感情が
日々うまれるのは、
仕方のないことです。
ただそれらの感情を
ネガティブのまま
ずっと心に持ち続けるのは、
たいへんもったいない。
なぜなら、
プラスとして捉え直し、
ポジティブな意味へ変換すれば、
想像すらしなかった
自分の魅力に気がつけたり、
新たな可能性が広がったりと、
新鮮な発見が多く生まれるからです。
この
「嫌だな」と感じた出来事を
逆にポジティブな出来事としてとらえる
「プラス変換」の思考。
自分の内面を“見える化”する
「ビジュアルブランディング」を行ううえで、
重要な役割をもっています。
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「ビジュアルブランディング」は、
「LIFE LINE(ライフライン)ワーク」で
過去の経験から
自分の心が動くキーワードを見つけ、
キーワードの中から
自分が伸ばしたい部分を決め、
ブランディングへ昇華して
未来へつなげていきます。
キーワードが多いほど、
ブランディングの選択肢が増え、
個性に深みがでます。
過去や現在の
ネガティブな感情も、
「ビジュアルブランディング」のための
キーワードにしていく
「プラス変換」。
ブランディングの可能性を広げるうえでも、
トライしない手はありません。
*
自分の目の前に現れる出来事はすべて
人生を楽しむための
メッセージ。
「プラス思考」は
生まれもった性格ではなく
意識です。
「私はこういう性格だから」
ではなく、
「こんな考え方をする人になりたい」
を意識する。
ネガティブな思考は
頭の中でぐるぐる考えていると
なかなか抜け出せません。
あえて言葉で
声に出してみるのもひとつの手です。
そして口にしたネガティブな言葉を
「逆に言うと…」
「かえって○○で良かったかも」
と言い換えてみる。
どんな些細なことでも
ゲームのように日々行っていると、
身体の感覚で、
「自分の心にそぐう言葉かどうか」が
わかるようになります。
また、
「LIFE LINE(ライフライン)ワーク」は
複数人で行い、
人前で発表するとより効果的です。
第3者に良かったところを言ってもらい、
また、
自分以外の人のワーク発表を聞くことで、
一人では気づきにくい発見があります。
互いに認め合うことができる
エネルギーの高い人たちと
行いましょう!